水谷先生のひとりごと

らんざんcocoへのおもい

2022年9月5日

大好きな娘が学校に行かなくなりました。


今まで、たいした悩みもなく、悩むこと自体を時間の無駄ぐらいに考えていた僕にとって、こんなに悩むことになるとは思いませんでした。

何とかして学校に行かせるためにあれこれ考えて、調べて、やってみる。やれやれ、これで学校に行けるかな…と思っても学校に行けない。

学校に行かないと将来が心配で…学校は勉強だけじゃなく、友達関係を学ぶ場でもある。社会の縮図ともいわれる学校に行けないのは、これから大人になって社会にでても、きっとうまくやっていけない。学校から逃げる子は、大人になっても逃げてしまう。今は辛くても頑張るべき。

そう悩み続けて毎日が過ぎていきました。

こんなに悩んで、何とかしようと頑張っているのに、学校に行こうとせずに、家で動画を見ている娘。そんな光景にイライラして、だんだん娘に対する口調が強くなっていきました。



でも、ある日思ったんです。

娘にとって今、一番大事なのは何なのか。
親に強くあたられながら学校へ行き、社会性を身に着けることなのか。それとも親と一緒にこの状況を楽しみながら歩み、どんな自分も好きになれることなのか。

僕にとって一番大事なのは何なのか。
学校に行かない娘を認めず、学校で社会性を身につけさせて立派な社会人にすることなのか。それとも娘のすべてを認めて、素敵な人間になってもらうことなのか。

そんな極端な話ではありませんが、ただ突き詰めるなら「勉強や社会性」を大切にするのか、「心や自己肯定感」を大切にするのか。

同じ悩みを抱える全ての保護者様へ同じことを問いかけたいです。
将来はどんな大人になってもらいたいですか?


学校のことで悩んでいる子どもたち、そしてその保護者様と一緒に「元気な不登校と、その子どもたちが実現する未来」について考える。


そんな場所を一緒に作っていきたいです。

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